爆発のロケット、なぜソ連製エンジン? [ナショナルジオグラフィック]

 最初に点火するロケットの“1段目”には、NK33ロケットエンジン2基が採用されていた。NK33はもともと旧ソ連が月に宇宙飛行士を送る計画のために、40年以上前に製造されたものだ。しかし、同エンジンを搭載した大型ロケットN-1は4度の打ち上げにすべて失敗した。

NK-33は確かにN-1向けに開発されたものなんですが、実際のフライトで使用されたのはその前身であるNK-15で、NK-33はお蔵入りしていたエンジンなんですよねえ。さらに昨年打ち上げられたソユーズ-1でも導入されています。エンジンとしては普通に優秀なもので、もしかしたら何か問題のある個体だったのかも知れませんが基本的に「昔のだからダメ」ってことはないと思います。少なくとも新規設計の全く実績のないエンジンよりは使いやすいでしょう。

米ロケット発射場、黒焦げ 飛行再開は来年夏以降 [47NEWS]

 同社のトンプソン社長は同日、シグナスの飛行を再開できるのは早くても来年夏以降との見通しを示した。

まあ1年以内に運用再開できれば御の字という感じですね。射点の写真が公開されていますが、少し海側に落ちたおかげか手前の設備は直撃を免れていますね。もちろん爆風などで損傷している可能性はありますが。向かって煙道の左にある大穴は爆発でできたクレーターでしょうか。