熱帯降雨観測(TRMM)衛星のミッション終了時期の見通しについて [JAXA]

 TRMM衛星は設計寿命の3年2ヶ月を大きく上回る17年目の運用に入っていましたが、本年7月に燃料の枯渇により軌道高度の維持を行わない状況となっており、10月5日にはPRが観測できなくなる高度(392.5km)に達したため、JAXAは10月7日にPRの後期運用を終了しました。

 TRMM衛星の運用は、その後もNASAにより継続されてきましたが、NASAの最新の解析によると、当初の軌道高度(約350km、再びPRで降雨観測できる高度、※)に達するのが平成27年2月から3月頃になると予測され、その後1ヶ月程度の観測をした後、同年4月頃にミッションの終了時期となる見込みとのことです。

軌道維持が停止されてから高度が急激に下がっていますね。このペースだと来年度中には大気圏に再突入するかもしれません。