はやぶさ2搭載の探査ロボ、山形大2教授が開発参加 電源いらず、跳ねて移動の駆動装置 [山形新聞]

 このうち、山大が開発したのは内部駆動式で、電力を使わず円柱型のロボット内で起こした動力源で跳ねる。バイメタルという熱膨張率の異なる2枚の金属板を貼り合わせたものを活用。熱が加わると一方がたわみ、限界点に達し反対側にはじけた際の反動を動力源にしたり、一方を磁石で固定したりし、高温と低温の両方で動く仕組みとなっている。

 小惑星は真空のため、昼と夜の温度差が大きい。自転周期が短いことも踏まえ「寒暖の差を生かし電力を使わない発想」(妻木教授)を形にした。コンピューターもバッテリーもいらず、現地の環境エネルギーだけで動かせるため「環境駆動型」と命名した。

今回ミネルバは3機搭載されますが、うち2機がJAXAなどが開発したもので、記事にあるものがもう1機ということになるんでしょうね。従来のものはモーター駆動の弾み車を内蔵していましたが、こちらのものはバイメタル。ちょっと昔のこたつに内蔵されていた、金属の収縮率の差を利用する温度センサのようなものですかね。確かにこれなら電力も何も不要ですね。
しかしこれ、つまり原理的には半永久的に1999JU3表面を跳び跳ね続けるということですよね。なんか面白いですw