はやぶさ2:「プロキオン」公開…相乗りの超小型探査機 [毎日]

 目指す天体は、打ち上げ後のエンジンの状況などを確認して最終決定するが、機体の小ささを生かし、小惑星から数十キロの距離まで接近し、高分解能の画像撮影を計画している。また、地球の周りで薄くなった大気が光る「ジオコロナ」の全体像の撮影にも挑む。撮影に成功すれば、1972年のアポロ16号以来になるという。

記者説明会の様子は下に起こしましたが、その機体公開の様子も。
7月の特別公開でもいろいろ詳しく聞けましたが、いよいよ打ち上げの時を迎えましたね。50cm四方の超小型なのでさすがにランデブやサンプル採取などはできませんが、PROCYONには超小型イオンエンジンが搭載されておりほとんど超小型「はやぶさ」と言えるものです。開発費は5億円。
はやぶさ2」のような本格的な探査機となるとターゲットの天体は慎重に選ばなければいけませんし、当然予算も高くなるので頻度も下がります。しかしPROCYON級であれば、安価に高頻度で搭載できるため、余剰ペイロードを活用した深宇宙探査という新たな可能性を切り拓くことが期待できます。これ非常に面白いですよね。