小惑星探査機「はやぶさ2」(Hayabusa2)のクリティカル運用期間の終了について [JAXA]

 宇宙航空研究開発機構JAXA)は、小惑星探査機「はやぶさ2」について、小惑星表面から試料を採取するサンプリング装置ホーン部の伸展、イオンエンジンの方向を制御するジンバルの打上時保持機構(ロンチロック)解除、探査機の3軸姿勢制御機能、並びに地上の精密軌道決定システムの機能確認など、重要なシーケンスが正常に実施されたことを確認いたしました。これによりクリティカル運用期間(※)を終了いたします。

2日間にわたるクリティカル運用が終了し、探査機の基本的な健全性が確認できました。ようやく一息というところですね。そしてなんと早速例の寄附金でまかなわれたモニタカメラから初画像が届いています。

おおお… もちろん自分の寄附金も少しばかりではありますがここに使われています。いわばこれは「みんなのカメラ」。なんか一緒に連れて行ってもらったような感動を覚えます。



基本的にサンプラーホーン伸展確認用ですからね。でも設計寿命を超えたら速攻で何も写らなくなるというものでもないでしょうし、例えば初代「はやぶさ」のミネルバも搭載されたカメラはVAIOのもので、何年も航行したのちにイトカワ上空で「はやぶさ」の姿を撮影して送ってきたのですから、もしかしたらまだ見ぬ小惑星タッチダウンする瞬間を届けてくれるのではないかとちょっとだけ期待しちゃいますw