H-IIAロケット26号機による小惑星探査機「はやぶさ2」(Hayabusa2)の打上げ結果について [JAXA]
完璧です。
三菱重工業株式会社および宇宙航空研究開発機構は、種子島宇宙センターから平成26年12月3日13時22分04秒(日本標準時)に、小惑星探査機「はやぶさ2」(Hayabusa2)を搭載したH-IIAロケット26号機 (H-IIA・F26)を予定通り打ち上げました。
ロケットは計画通り飛行し、打上げ後約1時間47分21秒に「はやぶさ2」を正常に分離した事を確認しました。
■小惑星探査機「はやぶさ2」(Hayabusa2)の探査機状態および軌道計算結果について [JAXA]
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、平成26年12月3日13時22分4秒(日本時間)に種子島宇宙センターからH-IIAロケット26号機で打上げられた小惑星探査機「はやぶさ2」の電波を、同15時44分に米国航空宇宙局(NASA)のゴールドストーン局(カリフォルニア州)で受信し、太陽電池パネルの展開、太陽捕捉制御などの一連のシーケンスが正常に行われたことと、探査機が所定の軌道に投入されていることを確認しました。
現在、探査機の状態は正常です。
■超小型深宇宙探査機「PROCYON(プロキオン)」の飛行状況について [JAXA]
東京大学および宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、小惑星探査機「はやぶさ2」の相乗り小型副ペイロードとして、平成26年12月3日13時22分4秒(日本時間)に種子島宇宙センターからH-IIAロケット26号機で打ち上げられた超小型深宇宙探査機「PROCYON(プロキオン)」について、同3日20時51分に信号を受信し、探査機が所定の惑星間軌道に投入されていることを確認し初期運用を開始しました
そのほか「アートサット2・デスパッチ」「しんえん2」からも信号を受信しており、全てのペイロードが無事に深宇宙へと船出したことになります。よい旅路を!
見学レポについては追って更新していきます。
■No.1820 :打ち上げ経過記者会見 [宇宙作家クラブ ニュース掲示板]
こちらに今村さんが会見の様子をレポって下さっています。「はやぶさ2」はパドルを展開し太陽追尾を開始。ここまで引き続き順調ですね。今回の打ち上げで特に重要なのはやはりロングコースト仕様の2段目でしょう。これまで飛行実証してきた技術であったとはいえ、初の試みでしっかり働いてくれました。これは来年にも予定されているTelstarの打ち上げに向けても弾みになりますね。
■【写真で見る】大迫力だった小惑星探査機「はやぶさ2」の打ち上げ [日経テクノロジー]
2ページ目以降は要ログインですが、素晴らしい写真です。
■川口教授「感慨ひとしお」=初代はやぶさ責任者 [時事]
初代はやぶさの責任者を務めた宇宙航空研究開発機構の川口淳一郎教授は、はやぶさ2の打ち上げ成功を受け、「感慨はひとしおだ」とするコメントを出した。
コメントで川口教授は「はやぶさは実験機。名前は『2』であっても、これが本番機だ。本番機のない実験機はあり得ないわけで、これでようやくはやぶさのミッションが完了した」と打ち上げを喜んだ。
さらに「はやぶさ2が、日本にもまだ創造の可能性があると訴えることができるとしたら、何ものにも代えがたい」と期待を示した。
ようやくバトンタッチとなったんですね。ここからは「はやぶさ2」が新たな道を切り拓く番です。
■“「はやぶさ2」の打ち上げ延期”が大々的に報じられてびっくり! 小惑星探査機「はやぶさ2」の取材ノートから(1) [日経ビジネスオンライン]
まあ延期理由としては悪天候ということで、いつもウォッチしている身としてはテンプレ通りではあるんですが、ものっそい注目されているミッションですから各局のバラエティ番組も取り上げますし、しかも最初の打ち上げ予定日が日曜だったということで涙を呑んで帰途に就く見学者も多かったので影響は大きかったとは言えます。ただこれは別に技術的な問題ではありませんから、打ち上げ計画自体はそこまで深刻に考える必要は無いんですよね。報道といえば、TBSの「ひるおび!」が何度もガチ特集をしてまして、現地見学組がおのおのテレビの前で食い入っていましたw
■はやぶさ2:◆種子島はや2くん便り◆ひたすら天を目指す、邪念のないロケットにジーン [毎日]
昨年4月、鹿児島支局に転勤してから、6回のロケット取材に恵まれた。初めて取材したのはH2B4号機だった。国際宇宙ステーションに物資を運ぶ「こうのとり」を搭載していた。以来、あまりの面白さに半ば強引に取材を担当するようになった。
このコーナーの記事、記者目線で日替わりレポが掲載されておりなかなか面白いです。
■「延期なし」でも打ち上げを絶対に見られない「はやぶさ2」の指揮官 小惑星探査機「はやぶさ2」の取材ノートから(2) [日経ビジネスオンライン]
そうなんですよね、一番近くにいる人は打ち上げを見送れないということです。
■ロケットの回収部品、南種子町が譲り受けてプレゼントに [朝日]
これの応募券もしっかり確保しました。
■「1999JU3」→「?」 はやぶさ2 目的地の小惑星命名へ [東京新聞]
小惑星探査機「はやぶさ2」の打ち上げに成功した宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、目指す小惑星の命名に乗り出した。命名権を持つのは、小惑星を見つけた米国マサチューセッツ工科大のリンカーン研究所のチームだが、国中均JAXA教授は権利の譲り受けについて「ほぼ同意を得ている」と自信を示す。名付けの方法は公募も含め検討する。
こちらも関心事ですね。イトカワというのが良すぎたので相当悩んでいるという話ですがw