サッカー場の大きさ どう安全落下 老朽宇宙基地 後始末実験 [東京新聞]

 二月二十七日に予定する実験では、通常は急角度で大気圏に突入するATVの制御を変更し、緩やかな角度にする。燃え尽きる過程を、ATVに搭載したセンサーや、航空機からのカメラ、地上レーダーなどさまざまな手法で記録する。

 ATVは最大幅二二・三メートル、重さ十二トン程度とステーションと比べると小さい。「モジュール」と呼ばれるユニットを組み合わせてできているステーションは、大気圏突入直後にはモジュールの接合部が壊れ、ばらばらに落下するとみられる。

 各モジュールは、ATVの本体部分と大きさや形が似通ったものが多く、NASAはATVの落下データを取得し、ステーションの落下時に起きる現象をコンピューターでシミュレーションする。

来たるべきISS廃棄に備え、ATVの破壊現象を観測してシミュレートするそうです。ATV自体の運用も今回で終了ですしまさに最後のお役目ですね。