熱帯降雨観測衛星、17年半の運用終了 寿命の6倍稼働 [日経]

 宇宙航空研究開発機構JAXA)と米航空宇宙局(NASA)はこのほど、モンスーンや台風による雨の様子を観測してきた熱帯降雨観測衛星(TRMM=トリム)の運用を停止した。3年の寿命の6倍近い17年半近く稼働し、天気予報の精度向上や途上国の洪水予測などに生かされた。

 JAXANASAは8日にトリムの電源を切った。機体は徐々に高度を下げており、2016年に大気圏に突入して燃え尽きる見通しだ。

本当に長い間お疲れさまでした。先日は「あけぼの」も運用終了しましたが、TRMMも低軌道衛星としては実に長寿でした。後継機としてはGPM主衛星が2014年春に打ち上げられ現在運用中です。