米無人ロケット、打ち上げ直後爆発 ISS運用に影響か [朝日]



うわ、これはやってしまいましたね…。映像やNASAの会見を見ると、どうやら1段目の燃焼中に2段目に何らかの問題が発生し指令破壊された模様です。昨年はオービタル社のシグナス補給船を搭載したアンタレスロケットが打ち上げに失敗していますが、これはNASAISSへの物資輸送を委託している2社ともに運用停止を余儀なくされる事態です。
幸いにも近くロシアのプログレス補給船が打ち上げられる予定ではありますが、こちらも数ヶ月前に打ち上げ失敗事故を起こしています。ロシアの場合は原因究明を行って早ければ数ヶ月で運用再開にまでこぎつける早さがありますが、現状無傷で運用できているのは今夏5号機が打ち上げ予定のHTV「こうのとり」のみとなります(ESAのATVは既に運用終了)。ISSの備蓄には現状問題ないそうですが、もしかしたら物資の追加搭載など調整が入るかも知れませんね。今後の発表が待たれます。

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そしてこれ、去年のシグナス打ち上げ失敗で失われた観測カメラの予備機がまたしても失われました。これはかなりきついですね…。

 NASA側からは「ロケットが軌道からそれて安全のために爆破したため、輸送機自体は無事の可能性もあり、これから洋上で回収する」との説明があったという。

 荒井さんは「8月のペルセウス座流星群を観測できる貴重なタイミングに間に合わなかったことは残念」とする一方、「前回の打ち上げ失敗を教訓に、ほとんどNASAに渡せるのに近い状態で予備機を作ってある。残念だがこれにめげず、次の打ち上げを目指したい」と話した。

ただ、こんなこともあろうかと更に予備機を用意しているので再々挑戦は可能なようです。こうなると次はHTVかプログレスですかね。あとドラゴンのカプセル回収も試みるそうです。