冥王星に氷の山脈を発見=探査機「ニュー・ホライズンズ」が最接近直前に撮影 [sorae.jp]
米航空宇宙局(NASA)は7月15日夜(現地時間)、記者会見において、探査機「ニュー・ホライズンズ」が14日の冥王星系フライバイ(接近・通過)時に撮影した、冥王星の高解像度写真の一つを公開した。
この写真は、冥王星への最接近の1時間半ほど前に撮影されたもの。このとき冥王星の地表からは約77万km離れていたという。
写真には、冥王星の赤道近くの領域が写っており、凍った地表の上に山脈が見える。この山の標高は1万1000フィート(3500km)ほどだという。
NASAによると、地表にクレーターが見られないことから、この付近は1億年ほど前にできた場所ではないかと考えられるという。太陽系ができたのは約46億年前であるため、それと比べるとごく最近にできた、非常に若い土地ということになる。
From mountains to moons, we’ve learned several things from @NASANewHorizons’ #PlutoFlyby: http://t.co/G2X7LzAsR5 pic.twitter.com/OnO4ba9oTu
— NASA (@NASA) 2015, 7月 15
おお! 高解像度画像が届きましたよ。なんと冥王星の地表面にはごく新しい時期に起きたと思われる何らかの地殻変動の痕跡が残されていました。今後さらに近くから観測された高精細な画像が公開されることでしょう。