小泉首相: バンドン会議で「反省、おわび」 異例の演説

小泉純一郎首相は22日午前(日本時間同日午後)、ジャカルタで開幕したアジア・アフリカ会議50周年記念首脳会議で演説し、「わが国はかつて植民地支配と侵略によって多くの国々、とりわけアジア諸国の人々に対して多大の損害と苦痛を与えた」として「痛切なる反省と心からのおわびの気持ち」を表明した。95年の村山富市首相談話に沿った表現だが、日本の首相が国際会議で「反省とおわび」を表明するのは異例。中国と韓国が日本の歴史認識批判を強める中、政府の公式見解を明示することで国際的な理解を得る狙いがある。
小泉首相は演説で50年前にアジア・アフリカ会議が開かれて以降の日本の歩みについて「歴史の事実を謙虚に受けとめ、痛切なる反省と心からのおわびの気持ちを常に心に刻みつつ、わが国は第二次世界大戦後、一貫して、経済大国になっても軍事大国にはならず、いかなる問題も武力によらず平和的に解決するとの立場を堅持している」と平和主義の姿勢を強調。「今後とも世界の国々との信頼関係を大切にして、世界の平和と繁栄に貢献していく決意」を表明した。

これについて不用意な発言との見方もありますが、3国間だけで白熱している問題で中韓が逐一「アジアの国々に… 反省してない… 云々…」と持ち出すのを逆に多数のアジア各国首脳の前で村山談話を踏襲する演説を行なうことによって「"改めて"謝意を表明する」という意味合いを持たせ、中韓に蒸し返されてる感をアピールするものかと思われます。 また、話の噛み合わない中韓と不毛に言い争うのでなく第3国の前で明確に立場を表明することで、日本を叩いた者勝ち状態を改善する効果も期待できます。
単独で中韓の直接口封じを試みるよりも(ぶっちゃけ無理でしょう)、国際世論で囲い込んだほうが有利なのはデモ関連で明らかですし。 これ以上中韓ががなり立てようと、逆に彼らが孤立感を深めることでしょう