安保理決議修正案、大詰め協議で難航…採決ずれ込みも [読売]

決議案を共同提案している日米などは、中露の支持が得られない場合も、最終的な修正案を提出して採決にかけたい方針で、決議をめぐる攻防は最大のヤマ場を迎えた。

修正案は、中露が反対している国連憲章7章への言及を削除し、今回のミサイル発射を「国際平和と安全への脅威」とする表現を弱める見込みだ。修正案ではまた、北朝鮮のミサイル発射凍結や、国連加盟国が北朝鮮のミサイル開発につながる物資や技術の移転、調達を阻止することを「安保理が決定する」として義務化している表現も弱める方向で調整している。

中国の王光亜大使によると、<1>国連憲章7章への言及<2>「国際平和と安全への脅威」とする規定<3>強制的措置――の3点が争点になっている。日米などは、一定の譲歩をすれば、中国は拒否権を行使しないものと判断している。

なんか共同の速報でボルトン国連大使が制裁決議案を提出する意向とか出てましたがどうなんでしょう。 錯綜してますね

制裁決議、今日中に採決 ボルトン米国連大使 [共同]

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【23:26】 【ニューヨーク14日共同】ボルトン国連大使は14日、「国連憲章7章に基づく北朝鮮制裁決議案を今日中に採決する」と述べた。

北朝鮮決議案の一本化不調 日米、「制裁」で中ロに譲歩迫る [朝日]

日本外務省関係者によると、大使級会合では、英国などが修正案を各国に提示した。修正案も第7章に言及しているとみられる。ボルトン大使は「採決を求めるのは、この修正案か、(日米の)制裁決議案にするかを協議中だ」と発言。中ロに対しても「国際平和と安全に関する決議に対して、拒否権は使わないと期待する」と牽制(けんせい)した。

大島賢三国連大使は会合の後「非常に重要な問題について大きな違いが残っている」と記者団に述べ、対立が解けなかったことを明らかにした。日本政府は、武力行使を含む強制措置を定めた国連憲章第7章に関する記述や、ミサイル発射を国際平和と安全に対する「脅威」と認定する点は譲らない考えだ。

なるほど、最後の攻勢に打って出ましたか。 どこまで押し切れるか…