王監督もう歩行 今月中に退院も [スポニチ]

100人を超える報道陣が集まった記者会見で北島外科部長は、王監督が早期の胃がんであることを明かし「病巣に近いリンパ節のうち、1つに転移があり、切除した。肉眼上は(他臓器への)転移はない」と説明。「出血量は72CC。これは非常に少ない。輸血すると免疫力が落ちることがあるので非常に良かった」と語った。また「リンパ節を切除すれば大丈夫なのか?」の質問には「その通り」と断言した。

手術は腹腔(ふくくう)鏡という一種の内視鏡を使用して行われ、胃を全摘した。がんは胃の上部から中部にかけて約5センチの大きさで、食道、大腸なども詳しく検査したが転移は見られなかったという。手術は17日の午前9時40分から始まり、午後6時47分に終了。術後、北島外科部長が王監督に痛みの有無を尋ねたところ「特に痛みません」と答えた。

さらに同外科部長は「個人的な見解」とした上で「10日前後で自宅静養に移れると思う。責任感の強い方なので(医師団の方が王監督を)抑えていかなければならない」と今月中の退院の可能性を示唆。「私も(腹腔鏡手術で)小腸を取りましたが、6日目に病室から教授会に出て、9日目に退院。21日目には患者さんの手術をした」との体験談も披露した。

転移あったのか。 回復は非常に順調のようで何よりです。