世界最深のコア採取断念 海底探査船「ちきゅう」 [産経]

ちきゅうは8月中旬から八戸沖で掘削を始め、早ければ9月下旬にも科学掘削の世界記録(海底下2111メートル)を更新するはずだった。

しかし、台風で作業中断を余儀なくされた上、10月7日には発達した低気圧の影響で最大10メートルの高波に見舞われ、海底に設置しているガスの噴出防止装置の接合部が損傷。海底下648メートルで掘削を中断せざるを得なくなった。

ちきゅうは来月から、技術習得を兼ねた海底油田試掘のため、速度10ノットでケニア沖へ向かう。ケニアまで30日程度かかる見通しで、航海中に破損した機器の修理を行う。

機会を逃した事は残念ではありますが、今後の活躍に期待がかかりますね。