“ぶっつけ本番”台湾新幹線開業 運賃半額で係員訓練 [中日]

ついに開業にこぎつけたようです。

日本の新幹線システムの初輸出となる台湾高速鉄道台湾新幹線)が5日、板橋(台北県)−左営(高雄市)間で営業運転を始めた。車両はJR東海道・山陽新幹線の「700系のぞみ」をベースとした700T。最高時速は300キロで、当面は原則1日19往復する。台湾南北が1時間半−2時間で結ばれ「1日生活圏」(陳水扁総統)となる。

同鉄道は台北−左営間345キロを最短1時間半で結ぶ構想。在来線特急では約4時間半かかっていた。2000年に着工し、総事業費は4800億台湾元(約1兆7000億円)に上る。

信号系統などの工事に手間取り、また、日欧の技術が混在し、運行の安全性の確認手続きにも時間を要したため、当初に予定した「05年10月全線開通」は先延ばしになった。事業主体の台湾高速鉄路は残る台北−板橋間約8キロの営業に向けた手続きを進める。

JR東海名古屋市中村区)は、2000年7月から昨年10月まで、設計技術者や運転士を派遣したり、台湾から研修生を受け入れて教育訓練を実施。開業から42年にわたり脱線や衝突事故ゼロを続けるJR東海のノウハウを伝授した。

ただ、独仏企業連合を逆転する形で日本企業連合が受注・着工したため、日欧の技術が混在し、同じ車両でも運行管理システムが違い、安定性に懸念の声も上がる。同社は5日、「今後の安全かつ信頼性の高い運行を祈念しております」とのコメントを発表した。

日本の技術でオールインワンとはいかなかったようで、これが元で工期の遅れや試運転でのトラブルが相次ぎましたが、列車そのものは問題無いようなので是非がんばって運行してほしいですね。
同様に新幹線の輸出が取り沙汰されている中国ですが… 車両を買うだけならともかく、命である路線保守技術をほっといて製造技術移転を強く要求し、それでいて事故時の補償を求めております。 しかもODAとセット。 露骨にコピー目的が垣間見え、取引相手としては非常に疑問に思っています。