「見せしめ」死刑を厳禁=制度厳格化、人権アピール−中国 [時事]

12日付の中国各紙によると、中国の最高人民法院最高裁)、最高人民検察院最高検)、公安省、司法省は死刑制度のより厳格な実施に向けた「意見」を公表した。この中で、死刑囚を街の中で引き回したり、見せしめにしたりすることを厳禁するよう指示した。
中国の一部地方では見せしめや懲罰などを目的に「公開処刑」が行われているとされ、海外から人権侵害として批判されている。
意見はこのほか、「死刑囚の人格を侮辱する行為や、(執行後の)遺体を侮辱することも禁止する」と強調。意見は死刑囚の人権保護や合法的権利の行使を重視しており、2008年の北京五輪などを控え、死刑制度の改善をアピールした形だ。 

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