【朝日新聞社説】「日本にとって中国の重要性、インドの比ではない。安倍首相、一本調子の価値観外交考え直せ」 [痛いニュース]

成功した首相訪印に、中国を引き合いに出して妙にくさす朝日新聞

温暖化防止が世界共通の課題であることには、インドも異論はない。シン首相は京都議定書後の枠組み作りへの参加を「真剣に考慮する」と応じた。

ただし、インドにとっては経済をさらに成長させて貧困層を減らすことが、温暖化防止と並ぶ重要課題である、と付け加えることも忘れなかった。

いま温室効果ガスの削減義務のないインドのような途上国に、今後どのような義務を負ってもらうのか。具体策に踏み込もうとすれば、難しい交渉になることを予感させる会談でもあった。

あれ、世界第2位のCO2排出量を誇る中国も常任理事国のくせに発展途上国ってことで削減義務が課せられていないようですけど。

そもそも安倍首相の価値観外交は、中国包囲という色彩を帯びている。

03年度以降、インドは中国に代わって円借款の最大の受け取り国になった。価値観外交の展開に伴って、援助額はさらに膨らんだ。

しかし、日本にとって中国が持つ重みは、インドとは比べものにならない。在留邦人でみれば、中国が10万人を上回るのに対し、インドは2000人ほどだ。相互依存の度合いが全く異なるのだ。

中国を牽制するテコにインドを使うような外交は見透かされる。インドにしても中国との交流を深めており、利用されることに甘んじるような国ではない。

価値観を声高に唱えるような一本調子の外交は考え直した方がいい。

朝日は相変わらず中国一本調子をご所望のご様子です。 もちろん今や中国との関わり合いは切っても切れないものであり、当然それは前提として、しかし例えば経済的な面を見ても中国一辺倒は事と次第によってはそのバブル崩壊に日本も巻き込まれるというような想定も有り得るわけですし、防衛の側面を見ても言わずもがなであります。 しかし首相が就任直後に初めて訪問したのが中国であったことが忘却の彼方であるかのようなあまりに露骨な冷やかし記事に思わずニヤニヤしてしまいました。