衛星「だいち」が不法投棄見張る 来春めど実用化 [中日新聞]

一九九九年に青森、岩手県境で、八十七万立方メートルと当時国内最大級の産廃不法投棄事件が発覚。以後も不法投棄は絶えず、抜本的な対策が求められていた。

システムは、だいちから送られる地表の画像データを基に、岩手大が地形の変化などを解析。県や市町村の産廃監視員の持つ情報と照らし合わせ、不法投棄を突き止め、立ち入り調査などに踏み切る。

県面積が日本一広く、約八割が山林の岩手県の場合、監視員やヘリによる警戒や巡回では、不法投棄の発見、摘発まで時間がかかっていた。画像は長さ約二・五メートルの物体まで識別でき、三県は不法投棄の早期発見や摘発促進につながると期待している。

こちらも以前から検討されていた事業ですが、いよいよ来年4月にも実用化されるそうです。 先日もブラジルでの不法伐採の監視利用が報じられており、この分野の需要が期待できそうです。