国内航空各社、事故機と同型のボンバル機を緊急点検、13日は76便が欠航 [日経BP]

国土交通省は9月13日、国内の航空会社にボンバルディア製DHC-8-400型機の緊急点検を同日付けで指示したと発表した。スカンジナビア航空保有する同型機で9月9日と12日に主脚が折れる事故が相次ぎ、機体の製造国政府であるカナダ航空局が緊急点検を指示したため。この影響で13日には、日本航空JAL)、全日本空輸ANA)の両グループ合わせて国内線76便が欠航した。

JAC機でナット部品破損 ボンバル欠航は87便に [東京新聞]

着陸時に主脚が折れるトラブルが海外で相次いだボンバルディアDHC8−Q400の点検で、日本エアコミューター(JAC)は13日、同型機を点検した結果、1機の右側主脚を動かす油圧装置でナットの緩みを防止するワイヤの切断が見つかったと発表した。

JACなどによると、切断が見つかったのは、油圧装置先端にあるナットを固定するための直径約0・8ミリのワイヤ。ナット自体の緩みはなく、直ちにトラブルにつながる状況ではないが、航空会社の整備関係者によると、ナットが緩むなどすると主脚の作動に支障が出る可能性もあるという。5日に点検した際は、切断は見つからなかった。

JACは同日、切断が見つかった1機と、点検が終わっていない機体の計5機の運航を見合わせ、計32便が欠航。全日空グループも同型12機の運航を見合わせ55便が欠航し、欠航は2社で計87便に達した。

JACは14日も16便が欠航する。

行きも帰りもQ400ですが果たして無事に帰れるのでしょうか。