インドが月資源に名乗り 無人探査機来月打ち上げ [産経]

インド政府は先週、今回の計画に続き、11〜12年にかけロシア連邦宇宙局(Roskosmos)と共同で次期月面探査を行う約9100万ドル(約95億円)規模の計画を承認した。後継探査機「チャンドラヤーン2号」のほか、「ムーンローバー」(無人探査車)とその作業拠点を月面に送り、本格的な地上探査を展開する計画だ。

しかし、現地からの報道によると、後発のため勝算が薄い月資源開発競争に、厳しい財政事情の下で多額の予算をつぎ込むことには疑問の声も出ている。与党が月面探査成功を来年の総選挙につなげようとする「政治的パフォーマンス」との批判もあり、インドの宇宙開発は今後、十分な予算を確保できずに失速する可能性もありそうだ。

インドも有人飛行のためのカプセル再突入実験を行なったりと宇宙開発分野に力を入れていますが、国内世論はちょっと風当たりが厳しいようです。 少なくともチャンドラヤーン1号は米欧から観測センサの提供を受けたりしているのもあって、嫦娥1号よりずっと高性能に仕上がってると思うんですけどね。