リニアきりり「角形」に変身…来月3日実験開始 [読売]

JR東海鉄道総合技術研究所は、リニアの実験車両を改良したと発表した。

より多くの客が乗れるように、客席を設けにくい先端部分を短くしたほか、広い車内空間を確保するため、車両の断面を丸みを帯びた形から角形に変えた。新車両は都留市の山梨リニア実験センターで4月3日にお目見えし、実験走行を始める。

JR東海によると、リニアの車両1両分の長さは約28メートルで、2002年に製造した旧式の先頭車両では、空気抵抗を減らすためにとがっている先端部分が約23メートルを占めていた。このため、先頭車両の客席は16席しかなかった。

改良後は先端部分を旧車両の3分の2程度の約15メートルに縮め、客席を30席以上に増やす。また、先頭車両、中間車両ともに断面を角形にすることで、車内の幅や高さが広がり、乗客はより快適に過ごせる。形を変えても、走行スピードなど車両の機能は変わらないという。

丸みを帯びたフォルムから新幹線に近いフォルムに変更。 客席的には500系→700系? 最適化していくとやはり行き着く先は同じ、という感じでしょうか。 4月3日から走行試験に使用されるそうです。 延線が待ち遠しい。

リニア実験線延伸、09年度から本格化 [朝日]

JR東海は27日、09年度の設備投資計画を発表した。投資総額は、前年度比1.3%増の3190億円。東京―名古屋間で25年開業を目指すリニア中央新幹線の関連では、山梨県のリニア実験線の延伸工事に伴うトンネルや走路の建設費などとして、前年度の計画より110億円多い230億円を投じる。

JR東海は、山梨実験線の区間(18.4キロ)を13年度末までに42.8キロに延ばす計画で、09年度から工事が本格化する。建設した区間は、リニア中央新幹線のルートの一部になる見通しだ。

4年掛けて倍ほどに伸ばすらしい。