「屋外でのマスク着用は不要」=他人への感染防止が目的−厚労省 [時事]

新型インフルエンザの感染拡大で品切れ状態になっているマスクについて、厚生労働省新型インフルエンザ対策推進室の難波吉雄室長が21日、記者会見し、本来の使用目的は予防ではなく、他人にうつさないことだとした上で、「人込みの少ない屋外などで着用する必要はない」と述べた。
難波室長は「マスクは感染者のウイルス飛散を防ぐためのもの。せきが出るようだったら使用してほしい」と強調。予防目的の購入に注意を促した。

本来のマスクの用途は感染者が飛散を防止するためのものということで、人混みの少ない屋外では必要ないとの事。 そりゃまあウイルス単体は簡単に通り抜けますしね。 ただこの記事では「人混みの少ない屋外など」の場合だけ書かれてますが、もう少し詳しく書いてる記事を見ると

その上で、難波室長は「込み合った場所や屋内や乗り物などで換気が不十分で、なおかつ閉鎖的な空間では、着用は十分意味がある。ただ、屋外や込み合っていない所で着用することは、必要がないというふうに考えられている」とした。さらに、外出時に準備しておくのはいいことかもしれないが、「常にしていただくということではないと思う」と述べた。

ということで、換気が悪く混み合った屋内では意味があるが人混みの少ない屋外では不要という話のようですね。 一言でウイルスといっても単体あるいはホコリなどにくっついて漂っていたり取っ手などに付着していたり咳やくしゃみで飛散したりと色んな状態がありますので市販の不織布マスクでも飛沫や接触による感染リスクの低減がいくらか期待できると思いますが、ウイルスの付着したマスクを適当に扱って感染などしたら元も子もありませんし、その辺を徹底して手洗いやうがいもしっかりやってこそ予防に繋がるという事でしょう。