東名高速上り線、全面開通 [朝日]

静岡・駿河湾震源とする11日の地震の被害で一部区間で不通となっていた東名高速は復旧工事が終わり、16日午前0時に全面開通した。中日本高速は当初、12日中に上下線とも復旧させる方針だったが、路肩が大きく崩落していた上り線については、再三の工法変更で大幅にずれ込んだ。そのため、影響はお盆の帰省・Uターンラッシュを直撃した。

上り線で最後まで不通となっていたのは、牧之原サービスエリア付近(静岡県牧之原市)の崩落現場をはさむ焼津、袋井両インターチェンジ間の45・8キロ。被害が比較的少なかった下り線は13日午前0時に復旧している。

崩落現場では当初、路肩部分の地中に鋼材を打ち込んで盛り土部分を安定させる工法で復旧を急いだが、地震や台風9号に伴う雨で地盤が想定以上に緩んでいたため難航。最終的には、土嚢(ど・のう)やセメントで補強しながら盛り土部分を積み上げる工法に変えたため、上り線の作業は時間がかかった。今回は応急で、引き続き本格工事に入るという。

東名高速、全線が開通…5日ぶり [読売]

同社によると、今回の工事では土にセメントを混ぜて「盛り土」として使うなど、斜面の強度を大幅に上げた。同日夕にはアスファルト舗装までこぎ着け、静岡県警の車両による最終確認を経て、開通した。

というわけでついに上り線も開通したようです。不眠不休の工事お疲れ様でした、といっても今後本格工事があるそうですが。工法変更などで当初の発表より2日遅れましたが、このゴッソリ削れ落ちた道路が数日で復旧されたことがむしろ凄い。まあUターンラッシュ中に間に合って良かったです。ちなみに発砲スチロールを使用しているのは何だろうと思っていましたが、これはEPS工法というもので耐圧・耐久・軽量化に優れているそうです。ニュースの映像で崖下に滑り降ろしているシーンがありましたがテトリスみたいで何か萌えた。