JAXAとドイツ航空宇宙センター(DLR)との人工衛星による災害監視に係る研究開発協力の開始について [JAXA]

JAXAの立川理事長とドイツ航空宇宙センター(DLR)のヴァーナー長官は、2009年8月21日、東京で開催されたJAXA-DLR戦略会合の機会に、人工衛星を利用した災害監視に係る相互協力の構築に向けた基本合意書(LOI;Letter of Intent)に署名しました。
両機関は、人工衛星(特にSAR衛星(※1))の更なる利用促進と利用研究を国際協力によって進める必要があるとの認識を共有しました。
また、両機関は、運用中のALOS(だいち)及びTerraSAR-X(※2)を利用して、以下のような研究開発における協力を進めることとしています。

1. 災害時の観測頻度の向上に向けた研究開発の協力を開始するため、双方の緊急観測要求に応じて、JAXA及びDLRの各SAR衛星のデータ交換を行う可能性を検討すること。
2. 災害監視を目的とした、Lバンド及びXバンドにおけるSARデータの利用技術に係る共同研究を行うこと。
3. 今後、上記の実施に向け、具体的な内容及び条件を調整、合意すること。

合成開口レーダーでドイツと組むそうです。