H-IIBロケット1号機/HTV-1 打ち上げ見学記 (9/12)

タイトルがずっと「H-IIBロケット15号機」となっていたことに今さっき気付いた。前回のからコピペしたせいだ('A`)

前回まで

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さて昨日の昼間は一日宿で休みましたので、今日は宇宙センターへの巡礼でもしてこようかと思います。

■宇宙科学技術館

本日もh2a_f8さんとご一緒して宇宙センター参り。軽食コーナーが無くなってお土産コーナーが移設されてました。やっぱバスがなくなった影響で客足が落ちてるんでしょうか? しかし今日の宇宙センターにはかなりの来場者がいました。見学ツアーバスも賑わってましたし。


このHTVポスター欲しい。

 
HTVの模型。今回フェアリングに設けられたバルジ(小さい膨らみ)はスラスタの部分にあたるんでしょうかね。

新たにフェアリング

展示物に異変が起きていました。入って正面「だいち」熱構造モデルの右へ進んで壁際に「きく8号」を載せたH-IIA11号機の打ち上げ時に回収されたフェアリングの一部が新たに展示されていました。以前黒島にフェアリングの一部が漂着したというニュースがありましたが、これとはまた別の部分のようですね。


 
表面の白い塗装はほとんど剥げて、メタメタに引き千切られています。


 

中身は蜂の巣状の構造で、裏表にアルミ合金製のカバーが張り付けられています。こりゃあ確かに水に浮くわけですね。破断面は押し潰されたようになっています。


内側には取っ手のようなものが付いています。こちらの写真と見比べてみると大体の場所が分かりますね。2段と接続されているくびれ部分に相当するようです。取り付けられているのはスプリング的なものでしょうか?



ランデブー・ドッキングゲームが直ってました! ついにっ…!



成功祈願


 
宇宙メダカは22世が生まれていました。

射点

中型ロケット発射場横から砂浜へ降りると、射点の根本部分までかなり見えました。

H-IIB TF-1」の上には、見学場所でもらったミッションバッジと同じデザインがあしらわれていました。



昨夜までH-IIBロケットを支えていた支持部がよく見えます。意外にもお焦げはほんの少しでした。見たところ目立ったダメージは無いみたいなので、かなり上手く射座を保護できたようですね。



アンビリカル。



錆の塊のようになっている中型ロケット発射場。大丈夫でしょうかコレ



まあ第1射点も大概ですけども。



しかし相変わらずここの海は綺麗でした。

HTV技術検証機の運用検証試験が開始されました(9月12日) [JAXA]

飛行3日目、9月12日午前10時12分からHTV技術検証機の運用検証試験が開始されました。本日の検証試験では、主にHTVの衝突回避マヌーバ(Collision Avoidance Maneuver: CAM)の機能を確認します。CAMは、国際宇宙ステーションISS)への最終接近中にHTVに何らかの異常が発生し、それ以上の接近が不可能となった場合に、安全にISSの前方に退避させるための運用です。終了予定時刻は9月12日午後3時23分です。

飛行3日目に入り、検証試験が始まったようです。

HTV技術検証機の運用検証試験が終了しました (9月12日) [JAXA]

HTV技術検証機の運用検証試験は順調に進み、9月12日午後4時34分、すべての衝突回避マヌーバ(Collision Avoidance Maneuver: CAM)が終了しました。CAM運用において、HTV技術検証機のすべてのシステムが正常に機能することが確認されました。今回の検証試験のデータは、飛行6日目に開催される国際宇宙ステーションISS)のミッション管理会議(Mission Management Team: MMT)で評価され、ISSへの最終接近を実施する許可が下りることになります。次回のHTV-1ミッション最新情報は9月14日(月)に更新します。

というわけで、どうやら無事に試験が終了したようです。予定では明日から2日間はランデブーのための軌道制御が行なわれることになってますね。

最強ロケット「H-IIB」がもうすぐ打上げ [Robot Watch]

大塚さんが今回もレポに繰り出しておられます。一番最後あたりの写真は作業員との対比で非常にスケール感のある絵になっていますね。これは良い!

直径が1.2m太く、フェアリングが3m長くなった「だけ」のはずなのだが、実際に見てみると、これがとにかくでかい。「大きい」ではなくて、あえて「でかい」と書きたい。プレスだけでなくて、スタッフなどからも感嘆の声が出ていたほど。

解ります。だって数km離れた場所から見ていた自分も「でっかい!」と叫んじゃいましたからw これを300mの距離で取材したというのがとても羨ましい… 今週中には打ち上げ本番のレポートも上がるでしょうか?

H2Bロケット 年1機打ち上げへ 経済効果 地元に期待 「客呼び戻す起爆剤に」 鹿児島・種子島 [西日本新聞]

しかし、近年は不景気の影響に加え、15機打ち上げられたH2Aの人気も落ち着き、観光客は減少傾向。同協会事務局長の本多幸雄さん(62)は「H2Bが観光客を種子島に呼び戻す起爆剤になってほしい」と期待する。

宇宙航空研究開発機構は3年前、宇宙センターとH2Aが地元に及ぼす経済効果を試算した。それによると、2005年度は2回の打ち上げで約75億円。さらに、関係機関の出張者や観光客の臨時消費は1回の打ち上げで3、4億円だった。

種子島でも不況で公共事業が減り、飲食業など他業種に影響が広がっているという。南種子町商工会事務局長の古一友義さん(63)は「打ち上げが1回でも増えれば大歓迎。地元経済の浮揚につなげたい」と語った。

確かにH-IIAの打ち上げはかなり安定して「定期便」的なポジションに入りつつありますし、今回のH-IIBの打ち上げはロケット・搭載物・時間帯と全てにおいて見所満載でしたからいつにも増して人出が凄かったですね。H-IIA15号機の時の2倍だったそうですが、NHKニュースでは長谷だけで約1500人集まっていたそうです。あそこは足の踏み場もありませんでしたw 種子島交通が撤退したり伊丹との直通便が廃止されたりと利便性の悪化が見られますが、その辺何とか活性化すればいいんですけどね。

■各紙社説

ほぼ出揃っています。こうして見ると「有人」への期待が見て取れますね。