HTV技術実証機、ISSの後方5kmに到着(2009年09月18日) [JAXA]

HTV技術実証機は、9月17日午後6時26分および同日午後9時28分に高度調整マヌーバを実施し、同日午後10時59分にISS後方5kmの接近開始(Approach Initiation: AI)点に到着しました。

現在、HTV技術実証機は、AI点でISSとの相対距離を保ちながら、ISSへの接近開始を待っています。

予定通りISSの後方5kmに付けたようです。

日本の無人補給機HTV 18日ISSに結合へ [産経]

18日は、衛星利用測位システム(GPS)を使った航法で、ISSの約500メートル下に到達。その後、HTVから発したレーザー光をISS日本実験棟「きぼう」の反射鏡に当て、位置を確認しながら徐々に接近する。このとき用いる近傍通信システムは、日本が独自開発した。

HTVがISSの約10メートル下の予定地点に着くと、ISSの米国人飛行士がロボットアームで捕まえてISSに設置。ロボットアームの動きに制約があるため、HTVの位置が1メートルずれてもやり直しとなる。

秒速8キロで飛行するHTVとISSを、同じ速度、向きに維持して相対速度をゼロにする必要がある。

どうやら相対位置の誤差は半径1m程の範囲に収める必要があるようです。