東海道新幹線、332キロで試験運転 各国関係者にPR [朝日]

JR東海は16日、名古屋市で開いた「高速鉄道シンポジウム」に参加した世界各国の政府関係者らを東海道新幹線に乗せ、米原―京都間を最高時速332キロで試験運行した。通常の最高時速より60キロ速く、欧州の高速鉄道のTGV(仏)やICE(独)を上回る性能をアピールした。

使用したのは、最新型「N700系」の試験車両「Z0」。この日「高速鉄道シンポジウム」に参加した米、英、マレーシア、エジプトなどの関係者ら約160人を乗せ、営業運転が終了した午後11時40分に米原駅滋賀県)を出発。京都駅までの18分間のうち約2分間、時速330キロで運転。一時は332キロに達した。乗車した米テキサス高速鉄道交通協会のロバート・エクルス会長は「とてもスムーズな乗り心地だった。他の高速鉄道と比べても、競争力は十分にあると思う」と高く評価していた。

東海道新幹線の営業運転の最高速度は、振動や列車の運行本数を考慮して時速270キロ、山陽新幹線で同300キロとしている。JR東海は国際仕様のN700系を開発し、特に安全面と効率面の優位を強調して海外への輸出を図っている。営業時速320キロをアピールするライバルのTGVやICEに対し、新幹線が速度でもひけを取らないことを示すのが狙いだ。時速332キロは、東海道・山陽新幹線の営業仕様の車両として過去最高速度。営業車両のこれまでの最高時速は91年2月に出した325.7キロだった。

米原―京都間は東海道区間では最も直線が長くてスピードが出やすく、96年には試験車両「300X」が同区間で鉄車輪の国内最高時速443キロを出している。

うはっ、のぞみさんパネェ。列車の性能的にはまだまだマージン残してますし輸送量も各国に比べ段違いですから、輸出先で路線をガッチリ作ればスピードでも引けは取りませんよ。保全や管制などシステム全体を売り込もうとしているようですが、ニュースで見た相手方の話ではそこはちょっと簡単にはいかない所があるようです。しかし330km/hでスムーズな走行… 乗ってみたいなあ。