平成21年宇宙開発委員会(第26回) 議事録 [宇宙開発委員会]

きく8号」の話。

【青江委員】 しかし、いずれにしましても、きく8号の一つの眼目は、ほんとうに日本としてつくり上げた、自主技術でつくり上げた大型アンテナというのが、どれくらい使いものになるのか、ここですよね。その点におきまして、こういった評価を使って評価をなさった、その評価結果を踏まえて、この、いわゆる17メートルアンテナというのはどれくらいの実力ですか。世界の、アメリカのメーカーと比べて、どれくらいの実力にあるというふうに思ったらいいんですか。

JAXA(本間)】 これは、打ち上げ1年後ぐらいにアンテナの電気的な性能についてはご報告しており、ちょっと繰り返しになりますが、きょう現在ですと、アメリカで今上がっているアンテナよりは性能がいいということは確認しております。

【青江委員】 日本メーカーも、それでユーザーも、そういう認識というか、それだけの評価をしておるところに立っていると。

JAXA(本間)】 国内だけではなくて、外国の衛星システムメーカーも、このアンテナ技術に対しては非常に興味を示しておりまして、相談が来ており、今NECがメーカーとしてやっております。

【青江委員】 ヨーロッパのメーカーから引き合いが来ておるということ。

JAXA(本間)】 はい、来ております。

なんか大型展開アンテナの評判が上々で引き合いも来ているらしい。これはめでたい。
あとHTVの話。

【池上委員】 細かい要望ですが、今回、ヒューストンのほうとHTVの筑波のコントロールセンターが両方TVに映る可能性があるわけでしょう。

JAXA(白木)】 はい。

【池上委員】 室内の映りのいいように、少なくともヒューストンと比べて寂しいようなことがないようにしていただきたいですね。多分それほどお金はかからないと思います。

JAXA(白木)】 規模的にはちょっと小さいんですけれども、寂しくないようにしたいと思います。

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でもまあ、これまでのJAXAの管制室の中ではHTV管制室は一番垢抜けてた方だと思います。これとかこれ。ちなみにNASAの管制はこんな感じ