ボーイング、次世代有人宇宙船「CST-100」の想像図を発表 [sorae.jp]

ボーイング社(Boeing)は7月19日、「ファンボロー・エアショー2010」にて、同社が開発を進めている次世代有人宇宙船「CST-100」の想像図を公開した。

「CST-100」は米航空宇宙局(NASA)の商業有人宇宙輸送開発(CCDev)計画の元で開発が進められているカプセル型有人宇宙船で、大きさはアポロ宇宙船より大きく、オリオン有人宇宙船よりは小さい。7人の宇宙飛行士を国際宇宙ステーションISS)や、ビゲロー・エアロスペース社(Bigelow Aerospace)の宇宙施設などに運ぶことができ、打ち上げはアトラス、デルタ、ファルコンなど、様々なロケットに柔軟に対応できるという。

打ち上げ時期については正式に発表されていないが、NASAは2016年頃を設定している。ただ、開発が順調に進められているため、ボーイング社は「2016年よりも前に打ち上げできるだろう」としている。

CCDevは民間企業による商業宇宙管理システムの開発を促進するための計画で、2010年2月にボーイング社を含む民間企業5社が選定された。CCDevの初期投資として、ボーイング社はNASAから1800万ドルの資金を受け取っている。

うーん、さすがはボーイング、2016年という目標も余裕があるように感じてしまう。宇宙船の構成はこのシンプルなカプセルだけなんでしょうか? SpaceXのドラゴン有人版とどちらが先に具現化するのか楽しみですねー。