いん石衝突か 木星の発光現象 [NHK]
木星に巨大ないん石などが衝突したときに発するとみられる発光現象を熊本市の天文愛好家の男性が２１日、撮影に成功しました。こうした発光現象の撮影は、世界でもほとんど例がなく、貴重な映像として専門家の注目を集めています。
撮影に成功したのは、熊本市の天文愛好家、立川正之さんで、２１日午前３時２２分ごろ、自宅の望遠鏡でその瞬間をとらえました。木星表面の赤道付近からやや下の位置に当たる茶色っぽい部分と白っぽい部分の境目付近で小さな光が２秒ほど輝きました。立川さんが、友人を通して国立天文台の専門家に映像を見せたところ、木星に巨大ないん石などが衝突して輝いた瞬間の可能性があることがわかりました。こうした木星の発光現象はことし６月にもオーストラリアなどで撮影されていますが、世界でもほとんど例がなく、貴重な映像として専門家の注目を集めています。国立天文台の渡部潤一准教授は、今回の撮影を国際天文学連合に報告したということで「珍しい天文現象で、ほかにも同じような映像が撮影されていないか、世界の研究者に呼びかけたい」と話しています。
Twitterでの第一報が渡部先生のこれ↓
■「田部さん、大至急、電話くださいませんか？ 木星で大事件です。」 [Togetter]
すわ太陽化かモノリスかとパニックに発展しかけましたが、どうやら天体衝突の現場を捉えたということでした。上記のNHKニュースにも動画が出ていますが、2秒間ほど確かに閃光が見て取れます。惑星を定常観測する天文衛星が上がればこういうのもキャッチ出来る機会が増えるんでしょうかね。
