H-IIAロケット18号機/準天頂衛星初号機「みちびき」打ち上げ見学記 2010.09.12

うみー

今日は以前知り合った方と一緒に昼食を摂ったあと、以前到達を断念した長浜海岸へ行ってきました。道というか農道みたいな細道を下っていくと、コバルトブルーの海とめちゃくちゃ広い砂浜が。




うおお… 


引き潮のせいか、ひときわ広大に感じました。天気も良いし最高ですね。一泳ぎしたくなる気分でしたがもうクラゲ出てきてるんでしょうか?

公式リリース情報

準天頂衛星初号機「みちびき」の軌道計算結果と第1回アポジエンジン噴射予定について(124KB) (7:00発行)

 宇宙航空研究開発機構JAXA)は、準天頂衛星初号機「みちびき」の軌道
計算を行った結果、同衛星は、所定の第1トランスファ軌道に投入されている
ことを確認しました。以下に軌道計算結果を示します。

決定値 計画値
遠地点高度 36,150km (36,140km)
近地点高度 250km ( 250km)
軌道傾斜角 31.9度 ( 31.9度)
周 期 10時間39分 (10時間39分 )

今回もH-IIAの投入精度はドンピシャですね。

準天頂衛星初号機「みちびき」の第1回アポジエンジン噴射結果について(76KB) (15:00発行)

宇宙航空研究開発機構JAXA)は、準天頂衛星初号機「みちびき」の第1回ア
ポジエンジン噴射を、平成22年9月12日12時02分(日本時間)にオーストラ
リアのパース局からのコマンドにより67分間実施しました。
アポジエンジンの噴射は、衛星からのテレメトリデータにより、正常に行われたこ
とを確認しました。
衛星の状態は正常です。

詳細な軌道情報は後ほど。

No.1483 :記者会見第2部 [宇宙作家クラブ ニュース掲示板]

濱田 NEDO新エネルギー・産業技術総合開発機構)は「みちびき」のリチウムイオン電池を担当し、宇宙産業機器の世界での競争力を高めた。世界ナンバーワンの技術である。「みちびき」で実証される。

「みちびき」もリチウムイオンバッテリ搭載。

日本経済新聞:前回の「あかつき」も投入精度が高かったが、今回も精度は高い。この結果で「あかつき」同様に軌道変更の回数が減ることがあるか。
前村 前回「あかつき」と同精度だった。
寺田 今回は精度が高くても予定されている軌道変更の5回は変わらない。

「みちびき」の場合は近地点高度を上げるアポジ噴射や軌道傾斜角の変更が必要ですからね。

NVS:7機あれば独自にGPSと同様の環境を構築できると聞いているが、それはどういった構成になるか。
寺田 まだ決まっていないが、準天頂と静止軌道を組み合わせた方がいい。サービスの内容によって決まる。

静止軌道との組み合わせを前提に色々な構成があるようです。

朝日新聞:コストについて、現在の円高で難しいと思うが、今後のコストダウンはどうか 
前村:コストとプライスは全く別物である。コスト的にはH-IIAは若干高めだが遜色はない。大事なのは決められた日時にきちんと打ち上げて成功させる事である。最近の実績ではそれができていると思う。
 コスト・プライスについて技術移転の13号機以降に色々な見直しでかなりのコストダウンをしたため、これ以上は信頼性に関わる。更なるコストダウンには設計の見直しが必要になってく。H-IIAの当初設計の見直しを含む新しいものについては、来年度から立ち上げられるように計画している。

来年度から… これは次期基幹ロケットということになるんでしょうか。しかしH-IIシリーズは常に経済状況に振り回されますねえw

ライター林:どんな使い方、ニーズがあるのか。国と民間のすべきものについての見解は。
中島 利用実証を行っていきたい。受信機、誤差量の提供も行っていく。利用実証への応募が101社あり、現在は58テーマある。測量など基本的なものの他、ゲームや生命保険の証拠、災害救助犬の効率的運用など新しい分野に出していけるようにしていきたい。

関心度の高さはうかがえます。どこまで実現性を高めていくかですね。