「はやぶさ」にプログラムミス 後継開発に教訓反映へ [共同]

 探査機「はやぶさ」が2005年、小惑星イトカワ」に着陸した際に岩石採取のための金属球を発射できなかったのは、地上から送ったコンピュータープログラムにミスがあったのが原因だったことが、29日までの宇宙航空研究開発機構の検証で分かった。

ん? セーフコマンドが紛れ込んでいたのは5年前に既出の事じゃ

 はやぶさは着陸と同時に金属球を発射して、砕いた岩石をカプセルに取り込む計画だった。着陸姿勢に入るとアンテナが横を向いて地球から指令を送れないため、着陸の2日前、指令なしで自律的に動くためのプログラムが送信された。

 だが、このプログラムには「着陸のために地表に水平な姿勢を取ったら、金属球の発射を止める安全装置を作動させる」という、誤った内容が含まれていた。

 安全装置は本来、機体に危険が及ぶ恐れがあるときに使うものだが、このミスにより作動してしまったため、着陸して発射の指令が出たのに球は発射されなかった。

んー、カプセルが回収され、やはり弾丸が発射されてなかったと確定したのを受けてという話でしょうか。当時はリアクションホイールが1/3になったりイトカワの奇妙な形に対応させたりでごく短期間の間に行なわれたリハやタッチダウンのたびにプログラム書き換えまくってた状況でしたから、「はやぶさ2」では1年以上探査する予定でゆとりがありますし環境は大きく改善されるでしょうね。