震災後の衛星写真 2011.03.24

陸域観測技術衛星「だいち」(ALOS)による東北地方太平洋沖地震の緊急観測結果(16) [EORC/JAXA]

図1に観測位置、図2に観測データの全体図、図3に岩手県宮城県の拡大図、図4に震災前と震災後で変化が大きかった箇所の拡大図を示します。ここで紹介する画像解析手法は、今回の震災の前後で得られた画像に異なる色(赤、緑、青)をつけて合成化するものです。色がにじむところは大きな変化を表しています。この画像では、岩手県から宮城県の太平洋沿岸の被災地である、久慈市、野田村、普代村、田野畑、小本、摂待、田老、宮古、山田町、大槌町、釜石、唐丹、三陸、大船渡、陸前高田気仙沼本吉町、歌津、志津川漁港と清水浜、北上、雄勝、女川、鮫ノ浦湾、鮎川周辺の被災の状況を表したものです。

SARにより浸水被害の状況を確認しています。未だに広範囲で冠水しています(赤い部分)。

陸域観測技術衛星「だいち」(ALOS)による東北地方太平洋沖地震の緊急観測結果(17) [EORC/JAXA]

宇宙航空研究開発機構(JAXA)では、2011年3月12日、3月14日、3月16日、3月17日、3月19日、3月20日に引き続き3月22日10時41分頃(日本時間)に陸域観測技術衛星「だいち」(ALOS)搭載の高性能可視近赤外放射計2型(アブニール・ツー)*1により、現地の緊急観測を実施しました。22日の観測では、広い範囲が雲で覆われていましたが、青森県および岩手県北部海岸の様子が確認できました。

陸域観測技術衛星「だいち」(ALOS)による東北地方太平洋沖地震の緊急観測結果(18) [EORC/JAXA]

宇宙航空研究開発機構(JAXA)では、2011年3月12日から行なっている当該地域の継続調査として、3月24日10時24分頃(日本時間)に陸域観測技術衛星「だいち」(ALOS)搭載の高性能可視近赤外放射計2型(アブニール・ツー)*1とパンクロマチック立体視センサ(プリズム)により現地の緊急観測を実施しました。ここでは、速報としてアブニール・ツーによる観測結果を報告します。

22日・24日と岩手-宮城-福島にかけて観測を実施したようです。24日には高解像度のPRISMでの観測も行っていて、これは後日出てくるようです。