陸域観測技術衛星「だいち」(ALOS)による中部地方の観測結果 [EORC/JAXA]

2011年3月15日22時31分頃、静岡県東部の深さ約15kmでM6.4(気象庁、暫定)の地震が発生し、静岡県富士宮市では最大震度6強を観測しました。その後も、震度4を観測するなど余震とみられる地震が続いています。
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、2011年4月11日22時9分頃陸域観測技術衛星「だいち」(ALOS)搭載のLバンド合成開口レーダ(PALSAR;パルサー)により、これらの地震の震央を含む範囲を観測しました。本観測では2011年2月24日に同じ軌道から取得した画像と比較し、これらの地震に伴った地殻変動の検出を試みました。

新潟、静岡近辺で発生した余震の地殻変動の検出。複数の余震が起こっているため複雑に入り組んでいます。