東北地方太平洋沖地震関連 2011.05.13

保育中の園児死亡ゼロ…避難訓練・機転が命守る [読売]

 東日本大震災により宮城、岩手、福島の3県で被災した保育所が315に上り、このうち全壊や津波による流失など甚大な被害のあった保育所が28以上あることが13日分かった。一方で、保育中だった園児や職員で避難時に亡くなった例はこれまでに報告ゼロであることも分かった。

 3県から厚生労働省に報告された被災保育所の件数は、宮城県で243件(うち全壊・津波流失は16件)、岩手県で34件(同12件)、福島県で38件。福島県については被害程度の内訳は分かっていない。

 乳幼児を預かる保育所は、各種災害を想定した避難訓練を毎月行うことが義務づけられている。大地震が襲った3月11日午後2時46分は、保育所では昼寝の時間帯だった。保育士らが園児を起こして身支度させ、乳児をおんぶするなどして集団避難したとみられる。避難時の状況を保育所から聴取した宮城県子育て支援課によると、異常な揺れを感じて日頃の避難ルートをやめ、さらに高い所へ逃げたため全園児を守ることができたケースもあったという。

これ凄いですね。保育士さんマジGJと言わざるを得ない。

東電、夏場の供給量積み増し 火力発電復旧にめど ピーク時余力は2%どまり [日経]

 東京電力は13日、電力需要のピーク時の夏場の供給量を積み増す計画を発表した。火力発電所の復旧のめどがつき、8月末の電力供給力は5620万キロワットと従来計画より550万キロワット上積みした。ただ、ピーク時の供給余力は東電が見込む最大需要に対し2%程度。気温上昇や、休止していた火力発電所の安定操業など需給に不安も残るなど、綱渡りの夏になりそうだ。

 福島第1原子力発電所から半径20〜30キロ圏内にある広野火力発電所福島県)も含め大半の火力発電所が復旧。7月、8月末とも需要見通しは5500万キロワットとみており、7月末の供給力も5520万キロワットに引き上げた。東電は4月15日時点で供給力を7月末に5200万キロワット、8月末に5070万キロワットを見込んでいた。

 ただ東電によると、夏場の気温1度上昇で170万キロワットの需要増になる。8月末の供給余力はわずか120万キロワット。想定以上の暑さで超えてしまうなど課題は残る。

広野火力発電所などが復旧しつつあるおかげで供給力が少しずつ上がっているようです。ただし東北電力への融通もありますし、家庭を含めて一律15%の節電は不可欠のようです。