JAXA、雨を3次元で立体的に観測できるレーダーを搭載して衛星を打ち上げへ [FNN]

JAXA(宇宙航空研究開発機構)は、雨を3次元で立体的に観測できるレーダーを搭載して衛星を打ち上げることを発表した。
打ち上げられるのは、2周波降水レーダーを搭載した観測衛星で、NASA(アメリカ航空宇宙局)と共同開発される主衛星に搭載される予定。
このレーダーは、宇宙から2種類の周波数の電波を放射することによって、降っている雨を3次元で立体的に観測し、表示できるようになるという。
今までは、アメダスのように2次元でどこに強い雨が降っていて、どこに弱い雨が降っているのかしかわからなかったが、3次元で観測することで、大きい雨粒や小さい雨粒がどれくらいの割合で含まれているのかなどの、雨の詳細な解析ができるようになるという。
この技術は、日本唯一のもので、今までも日本が開発した衛星が飛んでいたが、少ない降雨量は観測できず、2周波降水レーダーにより、少ない雨でも観測できるようになり、局所的に降るゲリラ豪雨のメカニズム解明に期待されている。
打ち上げは、種子島宇宙センターから2013年度の予定。

衛星の名前が書いてありませんが、これはGPMの話です。上記のGCOM-W1の会見でこの話題も上がっていました。