電波天文衛星(ASTRO-G)の状況について [JAXA]
これらの技術実証により、ミッション期間の半分に当たる打上げ1.5年後まで鏡面精度1.0mm rmsを実現できる見通しが得られたが、サイエンス要求を満たす鏡面精度0.4mm rmsの達成は困難との結論に至った。
どうやら今後は宇宙開発委員会で詰めの協議が行われ正式に中止される運びのようです。NASA地上局との協力が不成立になったのも地味ですが大きそう。非常に残念ではありますが、判断のタイミングとしては良かったと思います。
あと後ろのページに開発段階で得られた成果も載っています。
■電波天文衛星「アストロG」開発中止へ 技術的に困難 [朝日]
総開発費は約143億円で、これまで30億円が使われたという。09年度にアンテナの技術的な課題が判明、計画は中断していた。
フライトモデルは未着手で製作されたのはエンジニアリングモデルだけだったためか、最低限に抑えられたようです。