平成23年度「卓越した技能者(現代の名工)」表彰を受賞 [NEC]

NEC東芝スペースシステム株式会社(本社:東京都府中市)の西根 成悦(にしね せいえつ)は、平成23年度「卓越した技能者表彰(現代の名工)」(注1)を受賞することになりました。受賞内容は以下の通りです。
■職種名 : 人工衛星総組立工
■受賞理由 : 人工衛星システムの総組立に長年従事し、「はやぶさ」等に代表される最先端の性能を備えた科学衛星・惑星探査機の微細な部分から衛星全体の組立まで優れた技能を有している。現在もSPRINT-A/ASNAROなどの衛星組立を担当しながら、後進の指導・育成に貢献している。

おお、これはめでたい。

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 幼いころは、車や戦車のプラモデルに夢中だった。「NECに入社した時は家電製品を造りたかった。それが、こんな大層な衛星を造り続けることになるなんて想像もできませんでした」。組み立てに従事して35年。これまでに携わった衛星は、ハレー彗星(すいせい)探査機「さきがけ」(85年)、太陽観測衛星「ようこう」(91年)など計18基。すべて打ち上げに成功し、多くの成果を残した。

 人類初の快挙をなしとげた「はやぶさ」を組み立てたことは、最近まで家族に知らせていなかった。受賞の知らせを聞いた後、家族で「はやぶさ」の映画を見にいった。はやぶさを搭載したロケットが打ち上げられる実写シーンで思わず泣いた。「この気持ち、娘を嫁に出す気分って言えば分かりやすいですか」。

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 家族は義母(82)と幼なじみだった妻(54)、長女(25)、長男(23)。はやぶさをテーマにした映画も一緒に見に行った。「僕の仕事に興味がなかったらしいのですが、初めて『すごいね』と言ってもらえました」

はやぶさ」に限らず18もの衛星開発に携わってきたとか。名工の名にふさわしい方ですね。