『おかえり、はやぶさ』を観てきた

いやー、先月中頃からちょっと忙しくてなかなか行けなかったんですがギリギリ間に合いましたw 観てきたのは梅田の大阪ステーションシティシネマ。せっかくなので3D版を…というか3D自体初鑑賞ですけど。以下若干のネタバレ注意。


ストーリーはFOX版、東映版が比較的実在寄りだったのに対し、松竹版は思い切りフィクションを織り交ぜてきましたね。うん、松竹だなっていう感じのベタさでしたがw、その割り切りは良かったと思います。ただその分「はやぶさ」はメインではなく素材の1つになっている感もありましたが、プロローグから「ペンシル」「おおすみ」「さきがけ」「すいせい」「のぞみ」と辿って「IKAROS」そしてハイブリッドソーラー電力セイルによる木星探査へ…という流れになっているのでそれも解の1つかも知れません。あと電気推進スイングバイの説明はかなり解りやすかったですね。
さて、そして映像がなかなか凄かったです。繰り返しになりますが自分今回が初3Dなんですよね。酔ったりはしませんでした。宇宙空間でどうやって立体感を演出するんだろうと思ってましたが、なるほど地球やイトカワ、太陽などを背景に置いて奥行き感を出したり、直線的な機体そのものでスケール感を出したり。時々「はやぶさ」が小さく見えてしまうところもありましたが、なかなか迫力がありました。特筆すべきは帰還シーン。大気圏再突入する「はやぶさ」からカプセルを追ったり、逆に「はやぶさ」の前方に回り込むようなアングルはかなりのもので、これまで何作も観たというのに不覚にも目頭が熱くなりました。このシーンはHBTTEに次ぐ出来だと思います(これ出来たらまた観たいと思ったんですが、そろそろ上映館無くなりますし家のテレビは3Dじゃないんですよね…)。あと「ビーコンきたあああー!」って入れたのも松竹だけでしたね(ビーコン音が流れたかどうかは覚えてませんが)。
さて、BGMが冨田勲氏ということでかなりエレクトロでアンビエントな感じになっています。曲に耳を傾け過ぎるとそちらに非常に気を取られてしまうのですがw、BGMとして聞いていると意外と合っている摩訶不思議な感覚でした。