改正宇宙機構法が成立 平和目的限定を削除 [福島民報]

 日本の宇宙開発は1969年の国会決議以来「非軍事」が原則だったが、2008年に成立した宇宙基本法が「安全保障に資するよう行わなければならない」と、防衛利用容認に転換していた。

 改正では「平和の目的に限り」とあった規定を「宇宙基本法の平和的利用に関する基本理念にのっとり」と変更し、平和目的への限定を削除。現在は、内閣情報調査室が運用している情報収集衛星や、ミサイル発射を探知する早期警戒衛星の開発に宇宙機構が関わることが可能になった。

 宇宙機構を所管する省庁に、現在の文部科学省総務省のほか、内閣府経済産業省を追加。さらに事案の内容によって、防衛省が所管することもできるようにした。

 ほかに宇宙機構の業務について「民間事業者の求めに応じて援助及び助言を行う」と追加し、衛星打ち上げビジネスなど、宇宙産業振興に積極的に関わるとした。

防衛利用は結構ですが、やること増やすなら予算もちゃんと増やして欲しいですね。ともかくパイの奪い合いにならないことを祈るばかりです。特にJAXA枠で。