韓国ロケット 打ち上げは来月中旬以降の見通し [国際]

 教育科学技術部と航空宇宙研究院は27日、打ち上げの日程を協議する発射管理委員会の開催は早くても週明けになると明らかにした。

 当初の打ち上げ予定期間は26〜31日。打ち上げの準備に最低3日はかかる。期限の31日に打ち上げるためには遅くても28日に打ち上げ日を決め、29日には準備に取り掛からなければならない。発射管理委員会が早くても週明けに開催されるということは今月中の打ち上げが困難であることを意味する。

 31日を過ぎれば打ち上げ予定期間を再設定しなければならない。打ち上げの1週間から10日前に国際海事機関(IMO)などに日程を通告しなければならないため、打ち上げは早くても来月中旬ごろになる見通しだ。

やはりスケジュール的に厳しかったみたいです。

KSLV-1の打ち上げシーケンス(韓国語) [羅老号(KSLV-I)]



あのリフトオフ直後にふらふらっとする感じの挙動。あれは予定通りの動作だとは聞いていましたがそれが何のために行われているのか実は知りませんでしたので、今更ながらちょっと公式サイトを見てみました。

羅老号は打ち上げ直後、約10秒間回避機動を行います。 回避機動とは、羅老号の噴射炎が発射台の重要施設へ向かず発射台の外に向くように羅老号の姿勢を調整することを意味する。 この時、羅老号の飛行方向は北東を向いているが、飛行経路を離脱することはない。

発射台を離れた直後、羅老号から噴出される高温/高圧の炎が発射台施設に与える損傷を最小限に抑え、万が一の事故から射場と施設を保護するために行われる。(Google翻訳から意訳)

どうやらリフトオフ直後にロケットの炎から射点設備をなるべく保護するためにわざわざ避けているのだそうです。まあ確かに種子島の発射台も打ち上げの度にコゲたり燃えたりしてますがw、それでもまあそれなりの耐火性能を持たせて打ち上げ後にメンテすれば済む話ですよね。射場設備に関して韓露でどのような分担になっているのかはちょっと知りませんが、これはこのロケット特有のものなのか、あるいはメンテナンス費用を節約するためなのか? んー。