羅老号(KSLV-1)打ち上げ 2013.01.30

画像は韓国KBSより。

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打ち上げへのシーケンスは順調に進んでいるようです。既に推進剤の充填も完了しており、液体酸素で冷やされた機体に氷が張り付き冷気を放っています。

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打ち上げ2分前! 天気は絶好の打ち上げ日和です。さあ、飛ぶか!?


16:00 リフトオフ!

おおおー、行った!







回線重かったのでリプレイ混じっております。いいアングルいっぱいですね−。ちなみにリフトオフ時に2回くらい首を振るのは噴射炎から射点を保護するための機動です。

16:10 衛星分離!



おおおお! ついに3度目の正直、打ち上げ成功おめでとうございます!



超うれしそうなKARIの偉い人。そらまあこれまで重圧が凄かったでしょうし、今回がロシアとの契約上KSLV-1最後ですからね。計画としては色々問題点がありましたがとりあえずおめでとうございます!

17:00 軌道投入成功を確認

速報:韓国人工衛星からの信号 ノルウェーで受信 [聯合]

分離までのシーケンスは確認されましたが、海外局の状況によっては軌道決定に時間を要します。そちらも無事確認されたようですね。



こちらに高画質な動画がアップされていました。

祭りの後


大勢の観客が見守っていました。ようやく成功を見届けることが出来てよかったですねえ。



こちら韓国KBSの特設スタジオのようです。この気合い凄いなw 日本じゃロケット打ち上げはもう安定してますし、次にこのくらい盛り上がるのは「はやぶさ2」か、それとも有人か…。

羅老打ち上げ成功 純国産ロケット開発計画前倒しへ [聯合]

 韓国政府は羅老打ち上げ直後の記者会見で、純国産技術による「KSLV−2」の打ち上げ目標を当初の2021年から2018〜2019年に前倒しすると発表した。今回の「KSLV−1」ではロシアが技術協力した。

 政府は今後、計画を全面的に修正し、予算拡大や人材育成などに向け具体策をまとめるとされる。

次期ロケットは3段式 1段目も韓国が開発へ [聯合]

 教育科学技術部によると同事業では2021年までに1兆5449億ウォン(約1296億円)の予算が配分され、研究開発が進められている。2011年末に国家宇宙委員会が策定した開発計画によると、純国産技術によるロケットを開発し、1.5トン級の実用衛星を地上600〜800キロの軌道に投入する。

 「KSLV−2」では1段目の液体エンジンまで韓国技術で開発することを目指す。新ロケットは3段式で全長46.5メートル、重さ200トン。全長33メートル、重さ142トンの羅老より大型となる。推進力は300トンで、羅老(170トン)を大きく上回る。エンジンが一つの羅老とは異なり、4基のエンジンを搭載する。

でもこのKSLV-1は言われているとおりこのロケットの基幹部分はロシアの技術が占めていますし、契約上この3号機で終了となる予定です。あまり後に続くものを得られたとは言い難いんですよね。新規液体エンジンの開発とクラスタリングを同時に進めることになりますから当然大変です。技術者の健闘を祈ります。