「宇宙のフェラーリ」GOCE衛星、10月ごろ地球落下へ ESA [AFP]

 GOCEは、上空260キロという極端に低い高度の軌道を周回している。この領域には、地球大気の分子がまだ存在している。大気の抵抗を減らすために、矢のような八角形の形状で、空力安定性を強化する2枚のひれを持つGOCEは、完全真空の宇宙空間で動作する箱型の衛星とは全く異なっている。

 英スコットランドエディンバラEdinburgh)で開かれたESAのシンポジウムで同氏は、GOCEはイオンエンジン電気推進エンジン)の力で上空に滞在しているが、当初41キロあった燃料が現在、約2キロにまで減少していると説明。9月末から11月初めまでのどこかでエンジンが停止する状況に直面しており、10月16日か17日の可能性が最も高いと話した。

落ちる前に是非撮影しておきたいところです。これは書いてある通りイオンエンジンで空気抵抗による減速を相殺していますが、高い軌道を周回する衛星に比べ軌道の変動は大きそうに感じますがどんなもんでしょうか。