17年に「嫦娥5号」打ち上げ 月サンプル持ち帰りへ [47NEWS]

 【北京共同】中国の国家国防科学技術工業局の呉志堅報道官は16日、月で採取した土や石のサンプルを地球に持ち帰るため、2017年ごろに無人月探査機「嫦娥5号」を打ち上げる計画を明らかにした。14日の「嫦娥3号」の月面着陸を受け、北京で記者会見した。

 中国の月探査プロジェクトは月の周回、月面着陸、地球への帰還の3段階で構成される。呉氏は今回の月面着陸成功によって「第2段階の目標が実現した。重要な意義がある」と強調。中国が遠隔操作や天体観測、極寒の条件で一定の動力を維持する技術などを獲得したとした。

中国、嫦娥3号のバックアップ機4号に適応性の改良 [新華網]

中国は軟着陸などの任務を滞りなく終えた月探査機「嫦娥3号」のバックアップ機「嫦娥4号」に適応性に関する改良を加え、月探査計画の第3段階に使われる一部重要技術を検証する。第3段階の任務はサンプルの無人採取と回収。

中国は天宮や神舟でもそうですが、バックアップ機を常に用意し実証と改良を積み重ねることで非常に着実に技術を習得していっています。