惑星環境の謎解きへ−木星観測史上最大の布陣、日米欧宇宙機関が14日まで [日刊工業新聞]

 「史上まれにみる世界的な観測」―。日米欧などの宇宙機関が、宇宙の天文台といわれるハッブル宇宙望遠鏡や国内外の20を超える地上望遠鏡を使って、木星の国際的な協調観測を続けている。木星の磁気圏活動と太陽風との相互作用を調べるという大がかりな観測で、木星などの惑星環境の謎に挑んでいる。観測の解析には半年程度かかるが、宇宙の謎にどこまで迫れるのか、新発見はあるのだろうか。
 今回の協調観測で日本は、宇宙望遠鏡である惑星分光観測衛星「ひさき」を活用。2013年9月にJAXAイプシロンロケットに載せて打ち上げた。NASAハッブル宇宙望遠鏡を、さらにNASA欧州宇宙機関(ESA)が共同で開発した探査機「カッシーニ」による観測結果や、地上にある望遠鏡も使われる。
 観測は年明けから14日までの期間限定。木星磁気圏のプラズマの様子を知るオーロラやイオトーラスの増光の時間差、その時間変動などから解明するという。

3週間くらい前のニュースですが。「ひさき」も参加して各国の探査機や天文衛星が総出で木星観測を行ったようです。