ロッキードマーチン商業打ち上げサービス 業界初の"全額払戻・再打上"プログラムを発表 [Response]

2014年3月14日、ロッキードマーチン商業打ち上げサービス(LMCLS)社は、業界初で唯一の100パーセント打ち上げ"払戻・再打上"プログラムを導入したと発表した。同社の運用する『Atlas V(アトラス5)』ロケットの打ち上げ失敗に対し全額返還、または再打ち上げに対応する。

払戻・再打上プログラムは、今後のLMCLS社の打ち上げサービス契約で標準として含まれるため、人工衛星の事業者は打ち上げにあたってコストと時間がかかる宇宙保険の契約を別に準備する必要がなくなるという点が同社の説明するメリットだ。

保険料率を10%、衛星+ロケットで300億円と仮定すると保険料は1回30億円。打ち上げ成功率95%以上を確保できる自信があればこれをあえて自前で担保することで保険料率の変動を気にしなくてもよくなりますし、打ち上げ費用の削減にも繋がりますね。実績と企業体力を兼ね備えているからこそできる力業でしょうか。SpaceXは流石にまだここまでは打って出られないでしょうし。