日米、海洋監視で初の机上演習  中国の尖閣活動背景 衛星情報共有へ [47NEWS]

 日米関係筋によると、両国が運用する衛星からのデータを共有し、船舶からの信号情報などを統合することにより、現状よりも広範で精度の高い情報の解析を目指す。

 中国艦船の動向監視のほか、北朝鮮の不審船の把握、海難救助、密輸対策、違法漁業の取り締まりなど幅広い応用につなげたい考えだ。

 演習には日本から国家安全保障会議(NSC)、防衛省、外務省、海上保安庁宇宙航空研究開発機構JAXA)など、米国からは戦略軍、国防総省国土安全保障省など多数の関係機関が参加する。

 情報の具体的な流れを互いに確認することで、制度上の欠陥や技術が不足している部分を洗い出し、効果的なシステムの構築に役立てる。

 防衛省は警戒監視能力の向上を目指して、弾道ミサイルのような熱源を探知するのに優れた赤外線センサーを衛星に搭載する実証研究を宇宙航空研究開発機構JAXA)と共同で続けている。

 将来的には米国のような早期警戒衛星の保有も選択肢になっているが、膨大な予算が必要となるため、米国との連携強化を優先している。

センサだけ開発して完成ではなくデータを読み解き運用する膨大なノウハウが必要ですし、これを独自に保有するのは多分アホみたいな予算が必要ですから、当面は基礎研究のようで正直ホッとしてますw