次なる挑戦、「はやぶさ2」プロジェクトを追う(8):「はやぶさ2」は重大トラブルを回避する安心設計 〜化学推進系の信頼性対策【前編】〜 [MONOist]

 ただ、「はやぶさ2」のRCSは、スペックは初号機と同じ20Nであるものの、初号機のものではなく、2006年に打ち上げられた赤外線天文衛星「あかり」(ASTRO-F)のものに近いという。「はやぶさ」初号機では、長時間の燃焼は必要なかったが、「はやぶさ2」では退避運用時に、より長い時間の噴射を行うことになる。「あかり」の20Nスラスタはもともと軌道制御用なので、長時間の噴射にも耐えられるよう設計されていたのだ。

これは「あかつき」のスラスタも同様に長時間の噴射が可能になっているのでしょうか?