ゲリラ豪雨に挑む!気象庁「天気予報の現場」で聞く、ひまわり8号の舞台裏 [三菱電機 from ME:DSPACE]

 さらに8号で注目すべきは日本付近や台風など、特定の範囲を観測する領域観測が5種類あること。この領域観測を使って日本付近は約2.5分ごとに観測、さらに将来的には約30秒ごとに積乱雲などの観測を行う計画もあるという!。

 高精細に高頻度で観測できるということは、データ量が膨大になることを意味する。ひまわり8号は観測頻度が7号の3倍、分解能も2倍。撮影するチャンネル数も約3倍に増えた。その結果、データ量はひまわり7号の約50倍にもなる。

 この膨大なデータをいかに早く処理するか。道城さんはひまわり8号から地上に届いた膨大なデータを、天気予報に使えるデータに処理するプログラムの主担当だ。地上処理ソフトの中核は気象庁の職員が自ら開発している。

観測精度が桁違いになる分、やはり膨大な処理が必要になるんですね。しかしそれだけに従来から1段階上の気象観測が期待できそうです。1年後の運用開始が楽しみですね。