H-IIAロケット26号機による小惑星探査機「はやぶさ2」(Hayabusa2)の打上げ日について [JAXA]
12月1日に再設定されました。これは意外でした。
本日、臨時天候判断会議の結果、H-IIA・F26の打上げを平成26年12月1日(月)、打上げ時刻13時22分43秒(日本標準時)に行うこととしましたので、お知らせいたします。
なお、今後の天候状況等によっては、再延期の可能性もあります。
■「はやぶさ2」打ち上げ、12月1日に [読売]
1日も、風や雨の可能性はあるが、安全に打ち上げるための基準の範囲内だという。
こちらは本日発表の週間予報です。30日前後は相変わらずで、その後1週間は鉄壁の曇り空が予想されています。これは典型的な雲ズボ模様。さて今回設定された12月1日は前日夜から未明にかけて雷が、また午後は強風も予想されています。
■H-IIAロケット26号機/小惑星探査機「はやぶさ2」Y-1記者説明会資料 [Togetter]
こちらに今回のブリーフィングで配付された資料がまとめられています。主要制約条件として、機体移動時は瞬間最大不足22.4m/s、打ち上げ時は20.9m/sとなっています。雷については発射時に雷雲を通過する時だけが問題であり、機体移動時には問題にならないということでしょうかね。もちろんあまりに落雷が激しいと普通に危険ですが、風が予想される範囲内に収まればおそらく問題ないと思います。もちろん天気は水物ですから、更に1日延期する可能性も考慮に入れておくべきでしょう。
しかし体感気温は相当寒くなりそうですから、防寒対策はバッチリキメていく必要がありますよ(経験者談)
■はやぶさ2 今後の天気の見通し [H2A/H2Bロケット打上げレポート]
1日は氷結層もなさそうです。
■H2Aロケット26号機 12月1日打上げで設定 [H2A/H2Bロケット打上げレポート:]
4日になると再び氷結層がもたげてきます。やはり3日までがひとまずの勝負どころですね。
■H-IIAロケット14号機/「きずな」 打ち上げ見学記 080223
こちらは打ち上げ時に強風が吹き荒れたH-IIA14号機の打ち上げです。瞬間最大風速が一時的に上限を超えましましたがなんとかウインドウ内で打ち上げたというものですが、この時の制約条件は風速16.4m/s。衛星が重く、タワークリアに時間がかかるため厳しくなっています。今回のように軽いとタワークリアが早いので緩和されます。H-IIBやH-IIA204型なども同等です。
■「はやぶさ2」打ち上げ 見届けるまで帰らない [読売]
今回は特に人手が多く、テント組も。明日からの荒天は大丈夫でしょうか…。